こんばんは、助産師のきーまです☺️
これから助産師を目指そうとされている方、なんとなく興味があるなぁと思っている方に向けても、記事を書いていこうと思います。
初回の今日は、
「助産師になるためには、どんなルートがあるのか?」というテーマです。
助産師ってどんな職業??
助産師とは、お産を助ける人と書きます。出産の際にお母さんと赤ちゃん、そしてそのご家族の心身のサポートを行います。出産が無事に終了するようにお手伝いをする役目があります。命の誕生の瞬間に立ち会える、本当に素晴らしい職業だと思います☺️
出産以外にも、妊娠中や産後、子育て中の方のサポートをする役割もあります。
子育て世代の女性に対してサポートしていく職業が助産師、と思われがちですが、男性に対してもサポートを行なっていきますし、女性特有の悩みに対して、様々な年齢の方へサポートをしていく役割もあると思っています。
助産師になるには、看護師の資格が必要!
助産師になるためには、まずは看護師の資格を取得する必要があります。
看護師の資格がなく助産師になることは出来ません。
助産師になるまでのルートをいくつか紹介します
助産師免許取得までのルートは、様々なものがあります。
何個かパターンを書いていきます💫
1.高校から学べる5年制の看護学校へ入学、卒業→助産師学校へ入学
2.4年制大学へ入学→卒業と同時に看護師国家試験、助産師国家試験を受ける
3.4年制大学へ入学→看護師国家資格を取得した上で専攻科や大学院へ進み、助産師国家試験を受ける
4.看護師として何年か臨床で働く→助産師学校へ入学、または大学へ編入して助産師を目指す
1.このルートは、最短で助産師免許を取得することが出来ます。21歳という若い年齢で助産師なることが出来、とても魅力的ですよね。しかし、助産師学校への道は狭き門で、5年制の看護学校を卒業してストレートで助産師学校に入学できる人はかなり少ないと思います。私も昔このルートに挑戦して、合格することが出来ずに苦しんだ経験があります😭
2.以前はこのルートで助産師になる方が多くいました。4年間で看護師、助産師(保健師の資格も同時に取得することができていました)の勉強を行い、卒業時に全ての国家資格を受験する。とても大変な4年間だと思います😔以前一緒に働いた仲間の中に、このルートで助産師になった子がいますが、学年が上がるにつれ実習も勉強もどんどん大変になった、それでも無我夢中で駆け抜けた4年間だった、と言っていました。
3.現在の大学では、4年間でまず看護師の国家資格に向けて集中的に学び、その後大学院へ進んでさらに専門的な資格(助産師、保健師)を学んでいく、というカリキュラムの学校が増えています。期間は延びますが、その分1つ1つの資格取得に向けて集中して学ぶことが出来るというメリットがあると思います。
4.専門学校、または大学で看護師免許を取得し、何年か臨床で看護師として働き、その後助産師学校に入学される方もたくさんいます。私もこのルートで助産師になりました😊今まで書いてきたどのルートよりも時間がかかりますが、一度臨床に出ているので、知識を具体的にイメージしやすいというメリットもあります。
どのルートもそれぞれにメリットデメリットがあると思います。
自分の学力や、経済状況、環境、様々なことを考えて進路を決定していく必要があるので、たくさんの情報を収集して、整理して考えて行って欲しいです。
ネットを開けば様々な情報を取得できる時代なので、色んな方の体験談を読んで、自分の進路を決めていくといいと思います。☺️
最後に、私の体験談
私は、助産師になるまでに随分と時間がかかりました。
小さい頃から目標としていた助産師という職業でしたが、看護師学校を卒業する年に受験した助産師学校には合格しませんでした。
不合格が分かった時にはとてもショックで、全ての道が閉ざされたような気がして、これぞ絶望だ!!と感じていました😨
看護師として何年か臨床経験を積み、やはり助産師になりたいと強く思うようになりました。
そしてなんとか助産師学校に入学することが出来、怒涛の1年を過ごし、
晴れて助産師になることが出来ました。
幼少期に助産師になりたい、と思ってから15年以上が経っていました。
遠回りをしたのかな、と思っていた時期もありましたが、今はそうは思いません。
若かった20歳の私が助産師学校に落ちて苦しんだこともいい経験だと思いますし、その後看護師として働いてきた経験も、私にとってとても貴重な財産です。
その経験があったからこそ、やっと入れた助産師学校の1年間を全力で頑張れたのだと思います。
無駄な時間は1ミリもなかったんだな、と感じています😌
助産師になりたいと思っているみなさんは、これから先、自分の思い通りに進路が進んでいかないこともあると思います。
でも、その経験が無駄にはならないことを、忘れないでください。
いつか、悲しかった気持ちも、悔しい気持ちも、バネにして飛び上がってやる、と思ってくれると嬉しいです。💫
この記事が、微力でも、助産師を目指される方の助けになりますように⭐️
それでは、また!!
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