こんにちは、助産師のきーまと申します。
今日は産まれた時から添い乳で育ててきた
息子の、「 添い乳卒業」の話を書きます。
みんなどうやって
添い乳を辞めたんだろう・・・?
添い乳ってすんなり
辞められるものなの・・・?
そんな風に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
一体験談として読んでください⭐︎
今回は助産師としての知識はほとんど書いていません。
完全な体験談です。自伝小説です。笑
後ほど、助産師目線で添い乳について
まとめた記事も書こうと思っています。
今回は、助産師ではなく、一人の
「添い乳が辞められなくて悩みまくった母親」が書いた
記事として読んでくださると嬉しいです。
かなり長い記事になりましたので、
気になる部分だけ目次から飛んで読んでみてくださいね♪
初めに
この記事は、添い乳を否定するものではありません。
添い乳をして息子を育てたことで得られた幸せも
もちろん沢山ありました!!
あくまで、メリットとデメリットを考えて、私が
「脱添い乳」を選択した、という体験談です!!
その点をご了承ください。
そもそも何故息子を添い乳で育てたのか
⭐︎娘の場合
実は、現在5歳の娘の授乳期、
私は一度も添い乳をしたことがありませんでした。
「添い乳は癖になるよ。」
と聞いたことがあったので、生後1ヶ月間、夜中の授乳は必ず
起き上がって飲ませていました。
幸い娘はとてもよく眠る子で、生後1ヶ月を過ぎた頃には
一晩眠ってくれるようになり、
添い乳をする機会もなく、育っていきました。
⭐︎息子が生まれてから
さて、その3年半後に息子が産まれます。
息子はまさに、
「夜間睡眠下手くそボーイ」でした。
昼間はどこでも眠れるけれど、
(チャイルドシート、ベビーカー、布団、
どこでもセルフねんねしてくれていました)
なぜか夜は私が隣にいないと眠らない…。
娘と息子を同時に寝かしつける、となった時に、
姉弟育児の大変さを痛感しました。
娘に絵本を読んであげようとすると、
息子が愚図って泣き叫ぶ。
息子に構いすぎると、娘が
「早く絵本読んでよ〜!!」と怒り出す…。
完全に負のループでした。
そして、
息子を添い乳して眠らせながら、娘に絵本を読んであげる。
と言う構図が出来上がり、それが定着していきました。
息子も添い乳さえしていればおとなしくしてくれていたので、
その時は姉弟同時寝かしつけを攻略したような気分になり、
とても嬉しかったです。笑
⭐︎そして添い乳がスタンダードに・・・
そして後ほど、この選択を後悔することになります…。
息子はだんだんと、
添い乳をしないと寝てくれない子になっていったのです。
寝かしつけの時だけではなく、夜間の授乳の際も
その楽さ故に添い乳をして、
そして私もそのまま寝落ち…。という日々が続きました。
最初は良かったのですが、
そのうち、眠ったかな、と思って離れると
泣き出すようになってしまいました。
これ、完全におしゃぶりがわりになっているんじゃ…?と
流石に能天気な私も不安になってきました。
おしゃぶりを試してみましたが、完全に拒否されました。
(哺乳瓶も拒否する子でした。これもまた書こう…。)
生後半年頃までは、
「まだ赤ちゃんだしな、夜中に沢山おっぱいを飲むのも
悪いことじゃないし、気にしないでおこう。」と考え、
添い乳で眠っていました。
そのころの授乳間隔は2〜3時間毎。
産まれてからずっと、3時間以上眠ったことはありませんでした。
添い乳を辞める決意をしたのはいつ?
⭐︎睡眠退行による頻回授乳
そして生後半年を過ぎた頃、
「睡眠退行」と呼ばれる現象が起きてきました。
1時間毎、ひどい時は30分ごとに起きて、
おっぱいを欲しがるようになったのです。
この時は本当に辛くて、
授乳してやっと眠った・・・。と思ったら、
その30分後にまた泣き出す、という悲惨な夜を過ごしていました。
添い乳で眠ったまま、私が離れると泣くし、
もうどうしようもなくて、
添い乳したままの状態で夜を明かすこともありました。
そんな日々が2ヶ月ほど続いた時に、
私の体が限界を迎えました。
寝返りさえ打てない、少しでも離れたら泣き出す。
無理な体制で何ヶ月も眠っていたせいか、
激しい目眩と体のこりを感じる日が何日か続きました。
ちょうどそのタイミングで風邪も引いてしまい、もう最悪でしたね・・・。
精神的にはそこまで辛くなかったのですが、
(元々が細切れ睡眠なので、睡眠不足にはなれていました)
あ、このままいくと私の体が持たない。
と思いました。
↓(その時のインスタストーリーです)
.
そして、
今までも散々調べてきた「脱添い乳」を
決意したのです・・・。
長くてごめんなさい。
これでもかなり省きながら書いているのですが・・・
添い乳事情だけで一冊の小説が書けそうだ・・・笑
生後10日ヶ月で「脱添い乳」を決意し決行!
私が添い乳を辞めるまで、
息子が添い乳を卒業するまでの
奮闘の日々を、
インスタグラムのストーリーに投稿していました。
その時は、どこかで吐き出す場所が欲しくて、
「ママ友達限定」でストーリーを公開していました。
毎回長文で投稿していましたが、投稿するたびに
共感してくれたり、アドバイスをくれる友達が
いたことに、本当に感謝しています。
今の私があの頃のストーリーを見ると、
自分ですらスルーしたくなるのに・・・笑
名前と顔を隠しつつではありますが、その頃のストーリーも
載せていきます!
私が添い乳を辞めるにあたって決めたこと↓↓
○一度始めたら辞めない
○泣いてもトントンをする。ある程度泣かせる
○授乳は座ってする
○トントンでも眠らない時は、添い寝OK
○脱添い乳まで・・・1日目
とりあえず、夜間の授乳は起き上がって座ってする
朝方、授乳しても泣き続け、トントンで寝かせようとするも
1時間半泣き続ける・・・
○脱添い乳まで・・・2日目
絵本を読んで、トントンで20時に就寝
0時座って授乳して、トントンで寝た
4時座って授乳して、トントンで寝た
6時座って授乳して、その後も眠らずひとり遊び→起床
とんとんの間は号泣するも、10分ほどで眠った
○脱添い乳まで・・・3日目
夜20時の授乳で布団に置けず、40分泣き続ける
→結局ホールド寝をする
(ホールド寝、とは、私の腕に息子が頭を乗せて息子をホールドするような態勢で眠ることです)
0時座って授乳
4時座って授乳
7時起床
○脱添い乳まで・・・4日目
18時トントンで眠る。15分泣く
21時ホールド&トントンで眠る
0時座って授乳
4時座って授乳
7時起床
○脱添い乳まで・・・10日目あたり
眠るまでに時間がかかるようになる
トントンしてもホールド寝してもなかなか
泣き止まず、1時間部屋をウロウロして号泣。
泣き疲れてやっと眠る・・・という日々が続く。
それでもここで添い乳したらお互い辛い!と
心を鬼にして添い乳はせず。
○脱添い乳まで・・・20日目あたり
19時台に明るい部屋で授乳→寝室でトントンして寝かせる
このルーティンにしてから、寝かしつけはスムーズになった
夜は2、3時間ごとに起きるも、
座って授乳とトントン、ホールド寝であまり泣かずに再度入眠
朝方の朝泣きがひどい
トントンしたり、座って抱っこしてなんとかなだめる
そのまま起床してしまう日も多い
この辺りから、夜中は授乳せずにトントンしたり、ホールドするだけで
眠ってしまうことも増えてきて、
あれ、もしかしたら授乳しなくてもいいんじゃないか?と
思い始める・・・。
添い乳と一緒に夜間授乳も卒業できたら嬉しいじゃん!と
考え、授乳しないで眠れるようにトントンを頑張っていた
○脱添い乳まで・・・25〜30日目で達成!!
19時台に寝室に連れていき、寝たふりをすれば眠ってくれる
(この頃にはとてもよく食べるようになり、
眠る前の授乳も必要なくなった)
眠りは浅く、隣にいないことを察知して泣いてしまうが、
隣にいれば4時間程度は連続して眠ってくれるように。
朝泣きは継続しており、授乳も朝だけは続けていた。
ここら辺で、完全に添い乳は卒業できていたと思う!
○そして、ついに卒乳!!
生後12ヶ月、朝方の授乳もなくなり、卒乳!
(朝泣きは続いていたが、泣き止まない時は5時とかでも朝食にして
お腹を満たしてあげれば機嫌が良くなっていた)
添い乳だけ辞めれれば楽になるかな・・・と思っていましたが、
ついでに卒乳もできて、とても嬉しかった。
これで夜間も長く寝てくれるはず・・・と
思っていました。
とんでもない勘違い(笑)
添い乳を辞めれば夜泣きもなくなると思っていた
正直、添い乳を辞めれば夜泣きは良くなる、と思っていたし、
夜間授乳がなくなれば夜泣きも減る、という
情報を信じ込んでいました。
実際、周りの友達の中には当てはまった子も多くいました。
しかし、息子には当てはまらず・・・
卒乳後も
夜泣きは続いていきます。
その辛さを吐き出したストーリーも記念に載せておきます(笑)
こうやって載せると、私が苦しんできたことが
分かりますね・・・
でも、ストーリーに吐き出したり、育児日記に
書くことで、自分の気持ちを整理できて
前向きになれました⭐︎
現在の息子。大分楽になりました。
現在息子は1歳9ヶ月。(2021年3月現在)
まだ一晩通して眠ったことはありませんが、
寝かしつけ時は絵本を読み聞かせして、
隣で寝ていれば眠るようになり、
夜中に泣いた時は
腕枕をしてあげるか、お茶を飲ませれば
落ち着きます。
随分楽になってきて、私もやっとほっとしています。
娘の時には経験しなかった、
添い乳。
この選択をしたことを間違い、とは
言いたくありませんが、
もし次「添い乳をする」「添い乳をしない」の
どちらかを選択するならば、
迷わず
「添い乳をしない」を選ぶと思います。
繰り返しになりますが、私は
「添い乳」を否定するつもりは全くありません。
ただ、私には合わなかった、というのが事実です。
でも、とても良い経験でした。
姉弟を同時に寝かしつけするには、
添い乳をする、という行動が最適だと思ったし、
添い乳さえしていれば泣かない、という
楽さも経験することが出来ました。
添い乳を卒業するまでにも様々な苦労があり、
息子をたくさん泣かせてしまいました。
息子にとっては、何よりの安心材料を取られたような
気持ちになったと思います😭
それでも、脱添い乳をしたことで
私の体調は復活しましたので、
その分、子どもたちと遊んだり笑顔で接することが
出来るようになったかな、と思っています。
やっぱりなんといっても、
体調が万全である、というのは強いですよね💪🏻
子育ては体力勝負で、
体が資本だと思います💪🏻🙂
そのような意味でも、あのタイミングで
脱添い乳を決意してよかったな、と思っています。
最後に。
ここまで長々と私の体験談を書いてきました。
子どもは一人一人全く違うように成長していきます。
その時に最善だと思った選択をして、
それが後に自分自身を苦しめることになっても、
またその場でどうしたらいいか考えて工夫してみる。
そうやって試行錯誤しながら
子育てをしていくしかないと思っています😌
私の経験談が、同じように悩んでいる方の
逃げ道になれば良いな・・・。
(添い乳辞めても夜泣きは終わらないこともあるのか・・・と
気を落とさせてしまったらごめんなさい。泣)
.
.
「終わってしまえばあっという間」
「一瞬で大きくなるから楽しまなきゃ」
そんな風に言われても、その瞬間は辛くて悩んで
しまうものですよね😭
同じように苦しんで、悩みまくった母親がいる、ということを
お伝えしたいです😌
(むしろまだ夜泣きしているので、まだ苦しんでいます笑)
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